ご挨拶

和食文化国民会議

代表理事会長

伏木 亨

 ユネスコ無形文化遺産登録5周年を迎える2018年(平成30年度)4月より、和食文化国民会議(以下和食会議)では、新たな活動として「五節供」への取り組みを推進して参ります。

  「五節供 (詳しくはこちら) 」とは1月1日正月と共に江戸幕府によって祝日に制定されたことで広く一般に普及していった年中行事です。
発足当初より11月24日「和食の日」を中心に象徴的に取り扱ってきた「だし」に加えて、幅広く多くの食材・自然の恵みを生かし、先人の願い・祈りの込められた五節供に取り組むことで、1月・3月・5月・7月・9月そして11月と年間を通した活動となります。

和食会議が目指す「和食文化の保護継承」にも繋がり、和食の持つ4つの特徴の一つ「年中行事やしきたりとの密接なかかわり」を具現化するものです。
会員の皆さんはもちろんのこと、多くの方々のご協力・ご支援を得て、日本中に、そして年間を通して「和食」を喫食する機会を家庭の食卓をはじめとするあらゆる食シーンに定着させ、和食文化の保護継承の気運の最大化を図って参りたいと思います。

この「五節供」のコンテンツは、和食会議の総力を結集して取り組み、少しずつですが内容を充実させて、情報の発信・共有化を図るばかりでなく、皆様方との新たな絆づくりに役立てて、いきます。
開設当初は、(1)五節供とは (2)七夕の節供 (3)重陽の節供の歴史や謂れを掲載し、その後和食会議が提案する献立や料理を加えていきます。

又、地域によるしきたりや料理の違いなども掘り越し、知見の集積を随時図ります。
流通業の皆様や飲食業の皆様が、自由に活用して頂けるPOP用の素材提供も3か月以内に開始する予定です。
そして、活動が本格化していきますと、参加されました会員の皆様が投稿できるようにもなり、双方向での参画の場として活用できるようになります。

この活動には、多くの皆さんのご理解・ご協力・ご支援が必要でございます。
是非とも、ご参加をよろしくお願いいたします。